科目名 (英語表記) |
現代の医療と福祉Ⅱ (Modern Medicine and Welfare Ⅱ) |
担当教員 |
高梨 薫(代表) |
---|---|---|---|
定 員 |
10名程度 | 単位数 |
2 |
大学名 |
神戸学院大学 | 連絡先 |
神戸学院大学 教務グループ (KPC) kpckg@j.kobegakuin.ac.jp |
開講学期 |
前期 | 開講期間 |
2025年4月14日~7月21日 (5/7に授業あり。7/21も授業あり。) |
曜日・時限 |
月曜日・3時限 | 教 室 |
未定 |
履修条件 |
特になし | キャンパス |
ポートアイランド第1キャンパス |
授業形態 |
対面授業 |
||
授業方法 |
講義 | ||
学習目標 |
この科目は、神戸学院大学(全学)ディプロマポリシーを達成することを目指し、現代の医療と福祉を理解するために、専門的知識がなくても医療と福祉をどのようにとらえ、どのように対処すればよいかを考える基礎と応用の知識を習得する。障がい者・高齢者等の医療と福祉をリハビリテーションの視点で分析することによって、その問題点と今後の展望について議論できることを到達目標とする。 | ||
授業概要 |
現代の医療と福祉を理解するために、医療と福祉に関するそれぞれの分野における問題点を発見し、それを解決する方策を導く。なおこの講義は、神戸学院大学全体の共通教育科目であり、高梨(共通教育センター 8回担当)、梶田(総合リハ 4回担当)、大瀧(総合リハ 3回担当)の3名の講師によるリレー講義である。 | ||
授業時間学習 以外の学習 (準備学習含む) |
授業の最後に次回のテーマを知らせるので、シラバスの主題と内容の部分を読んで、60分程度の学習をして、授業に参加すること。 | ||
評価方法 |
3名の教員によるオムニバス講義であり、3名の教員がレポートを課します。評価は3名の教員のレポート評価の総計とします。 | ||
教科書 |
テキストは使用しません。概ね各回、資料を配布します。資料はファイルして授業の際、いつでも振り返りができるようにしておいて下さい。 | ||
参考書 |
|||
特記事項 |
出席回数が授業総時数の3分の2に達しないときは、特別の事情がない限り、この科目の単位を与えない。 | ||
授業計画 |
第1回 オリエンテーションと講義の概要(担当教員 高梨 薫) 内容 講義概要の説明をする。15回のうち計8回担当の高梨は、主として社会保障における医療と福祉をとり上げる。大瀧と梶田は主としてリハビリテーションをテーマとした講義となる。 授業を受ける際の注意事項、課題や提出物、評価方法を説明する。 第2回 リハビリテーションの概念の理解(1)(担当教員 大瀧 誠) 内容 リハビリテーション分野で扱う身体運動について,基本的な運動の仕組みから人の活動・生活、加齢や疾病による影響を含めて学ぶことで、専門家の視点と実践を概観できる。 第3回 リハビリテーションの概念の理解(2)(担当教員 大瀧 誠) 内容 リハビリテーション分野で扱う身体感覚について,機能・構造から人の活動・生活、加齢や疾病による影響を含めて学ぶことで、専門家の視点と実践を概観できる。 第4回 リハビリテーションの概念の理解(3)(担当教員 大瀧 誠) 内容 リハビリテーション分野で扱う運動学習について,人の活動・生活から、加齢や疾病による影響を含めて学ぶことで、専門家の視点と実践を概観できる。 第5回 日本の高齢化の現状と課題(担当教員 梶田 博之) 内容 超高齢社会を迎えた日本の現状と,現在・今後の課題について理解する. 第6回 高齢者にみられる疾患とその特徴(担当教員 梶田 博之) 内容 加齢に伴い,身体面および精神・認知面も変化していく.老化の一般的特徴と,高齢者が発症しやすい疾患について理解する. 第7回 認知症の概説および課題(担当教員 梶田 博之) 内容 現在の日本において,認知症は喫緊に取り組まなければいけない課題のひとつである.認知症の症状と,課題解決に向けた施策等について理解する. 第8回 介護保険制度とサービス(担当教員 梶田 博之) 内容 介護保険制度は,高齢者が住み慣れた地域での生活を継続していくために重要な保健制度である.介護保険制度の概要と様々なサービスについて理解する. 第9回 現代社会の医療と福祉に関する法制度(担当教員 高梨 薫) 内容 社会保障制度は国民生活の安定や、国民の健康の確保を目的としたものであり、国や地方公共団体といった公的部門による保健医療、社会福祉が、個人や家庭の地域社会での生活の安定、健康の確保のために大きな役割を担っていることを知る。 第10回 現代社会の医療と福祉に関する法制度(担当教員 高梨 薫) 内容 社会保障の2本の柱である1)医療保険と医療の提供体制、そして2)年金保険、国民年金と厚生年金(基礎年金、障害年金、遺族年金 第1~3号被保険)日本年金機構について また、社会保障の費用を賄う税・社会保険料の国民負担費について人口高齢化の影響を理解する。 第11回 現代社会の医療に関する法制度(担当教員 高梨 薫) 内容 医療保険制度(診療報酬制度を除く)の概要 健康保険はじめ4種類 保険者 被保険者 保険給付(現物給付と現金給付)について 第12回 現代社会の福祉に関する法制度(担当教員 高梨 薫) 内容 年金は国民年金と厚生年金の2階建て 1)国民年金と厚生年金(基礎年金、障害年金、遺族年金)について 2)年金の支給年齢について(原則65歳であるが) 全世代型社会保障 医療保険制度も年金保険もサービス(給付)は高齢者に、負担(保険料)は現役世代に偏ることについて 第13回 国民皆保険・皆年金について (担当教員 高梨 薫) 内容 日本では国民誰もが医療を受ける機会や老後の生活の保障を実現させている。 国民全てが公的な医療保険に加入し、病気や怪我をした場合に「誰でも」「どこでも」「いつでも」保険を使って医療を受けることができる。 ⇒国民皆保険 老後の生活保障については、自営業者や無業者を含め、国民すべてが国民年金制度に加入し、基礎年金の給付を受けるという仕組みになっている。 ⇒国民皆年金 第14回 現代の医療と福祉 リハビリテーションとノーマライゼーション (担当教員 高梨 薫) 内容 地域社会における共生の実現に向けた障害者総合支援法、障害者の日常生活および社会生活の総合的な支援を図るノーマライゼーションの理念について 第15回 リハビリテーションとノーマライゼーション 障害者総合支援法と障害者の雇用促進 (担当教員 高梨 薫) 内容 障害者総合支援法 と 障害者雇用促進 就労支援 就労継続支援 |
||
申込方法 |