科目名 (英語表記) |
現代の医療と福祉Ⅱ (Modern Medicine and Welfare Ⅱ) |
担当教員 |
高梨 薫(代表) |
---|---|---|---|
定 員 |
10名程度 | 単位数 |
2 |
大学名 |
神戸学院大学 | 連絡先 |
神戸学院大学 教務グループ(KPC) kpckg@j.kobegakuin.ac.jp |
開講学期 |
前期 | 開講期間 |
2024年4月8日~7月22日 |
曜日・時限 |
月曜日・1時限 | 教 室 |
B109 |
履修条件 |
特に無し | キャンパス |
ポートアイランド第1キャンパス |
授業形態 |
対面授業 |
||
授業方法 |
講義 | ||
学習目標 |
この科目は、神戸学院大学(全学)ディプロマポリシーを達成することを目指し、現代の医療と福祉を理解するために、専門的知識がなくても医療と福祉をどのようにとらえ、どのように対処すればよいかを考える基礎と応用の知識を習得する。障がい者・高齢者等の医療と福祉をリハビリテーションの視点で分析することによって、その問題点と今後の展望について議論できることを到達目標とする。 | ||
授業概要 |
現代の医療と福祉を理解するために、医療と福祉に関するそれぞれの分野における問題点を発見し、それを解決する方策を導く。なおこの講義は、神戸学院大学全体の共通教育科目であり、高梨(共通教育センター 8回担当)、中前(総合リハ 4回担当)、古田(総合リハ 3回担当)の3名の講師によるリレー講義である。 | ||
授業時間学習 以外の学習 (準備学習含む) |
授業の最後に次回のテーマを知らせるので、シラバスの主題と内容の部分を読んで、60分程度の学習をして、授業に参加すること。 | ||
評価方法 |
3名の教員によるオムニバス講義であり、3名の教員がレポートを課します。評価は3名の教員のレポート評価の総計とします。 | ||
教科書 |
テキストは使用しません。概ね各回、資料を配布します。資料はファイルして授業の際、いつでも振り返りができるようにしておいて下さい。 | ||
参考書 |
|||
特記事項 |
出席回数が授業総時数の3分の2に達しないときは、特別の事情がない限り、この科目の単位を与えない。 | ||
授業計画 |
第1回 オリエンテーションと講義の概要(担当教員 高梨 薫) 内容 講義概要の説明をする。15回のうち計8回担当の高梨は、主として社会保障における医療と福祉をとり上げる。古田と中前は主としてリハビリテーションをテーマとした講義となる。 授業を受ける際の注意事項、課題や提出物、評価方法を説明する。 第2回 リハビリテーションの概念の理解(1)(担当教員 古田恒輔) 内容 リハビリテーションを考える上での概念について WHO(世界保健機構)によるICIDH(国際障害分類)と歴史的経緯について理解することができる。 第3回 リハビリテーションの概念の理解(2)(担当教員 古田恒輔) 内容 WHO(世界保健機関)が改訂したICF(国際生活機能分類)の解説と利用について理解することができる。 第4回 生活を支援する方法の一つとしての道具について (古田恒輔) 内容 医療と道具の世界(福祉用具とは) について理解することができる。 第5回 現代社会の医療と福祉に関する法制度(担当教員 高梨 薫) 内容 社会保障制度は国民生活の安定や、国民の健康の確保を目的としたものであり、国や地方公共団体といった公的部門による保健医療、社会福祉が、個人や家庭の地域社会での生活の安定、健康の確保のために大きな役割を担っていることを知る。 第6回 現代社会の医療と福祉に関する法制度(担当教員 高梨 薫) 内容 社会保障の2本の柱である1)医療保険と医療の提供体制、そして2)年金保険、国民年金と厚生年金(基礎年金、障害年金、遺族年金 第1~3号被保険)日本年金機構について また、社会保障の費用を賄う税・社会保険料の国民負担費について人口高齢化の影響を理解する。 第7回 現代社会の医療に関する法制度(担当教員 高梨 薫) 内容 医療保険制度(診療報酬制度を除く)の概要 健康保険はじめ4種類 保険者 被保険者 保険給付(現物給付と現金給付)について 第8回 現代社会の福祉に関する法制度(担当教員 高梨 薫) 内容 年金は国民年金と厚生年金の2階建て 1)国民年金と厚生年金(基礎年金、障害年金、遺族年金)について 2)年金の支給年齢について(原則65歳であるが) 全世代型社会保障 医療保険制度も年金保険もサービス(給付)は高齢者に、負担(保険料)は現役世代に偏ることについて 第9回 国民皆保険・皆年金について (担当教員 高梨 薫) 内容 日本では国民誰もが医療を受ける機会や老後の生活の保障を実現させている。 国民全てが公的な医療保険に加入し、病気や怪我をした場合に「誰でも」「どこでも」「いつでも」保険を使って医療を受けることができる。 ⇒国民皆保険 老後の生活保障については、自営業者や無業者を含め、国民すべてが国民年金制度に加入し、基礎年金の給付を受けるという仕組みになっている。 ⇒国民皆年金 第10回 現代の医療と福祉 リハビリテーションとノーマライゼーション (担当教員 高梨 薫) 内容 地域社会における共生の実現に向けた障害者総合支援法、障害者の日常生活および社会生活の総合的な支援を図るノーマライゼーションの理念について 第11回 リハビリテーションとノーマライゼーション 障害者総合支援法と障害者の雇用促進 (担当教員 高梨 薫) 内容 障害者総合支援法 と 障害者雇用促進 就労支援 就労継続支援 第12回 精神障がいに関する歴史について(担当教員 中前智通) 内容 日本及び海外において、人々の精神障がい者に対する捉え方や治療、法律がどのように変化を遂げてきたかを理解することができる。 第13回 精神障がいに関するリハビリテーションについて(担当教員 中前智通) 内容 精神障がい者とそのリハビリテーションの概要を理解することができる。 第14回 高齢者の認知症とリハビリテーションについて(担当教員 中前智通) 内容 高齢者が患う認知症とそのリハビリテーションの概要を理解することができる。 第15回 高齢者のうつ病とリハビリテーションについて(担当教員 中前智通) 内容 高齢者が患ううつ病とそのリハビリテーションの概要を理解することができる。 |
||
申込方法 |