科目名 (英語表記) |
神戸学 | 担当教員 |
箕野 聡子 |
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定 員 |
5名程度 | 単位数 |
2 |
大学名 |
神戸海星女子学院大学 | 連絡先 |
078-881-7519 |
開講学期 |
秋学期 | 開講期間 |
9/25~1/29 |
曜日・時限 |
月曜・5時限 | 教 室 |
未定 |
履修条件 |
女性のみ | キャンパス |
本学 |
授業形態 |
対面授業 |
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授業方法 |
講義(一部プレゼンテーション発表あり) | ||
学習目標 |
地元神戸の成り立ちを知り、その特徴がどのように文化的資源として活用されているかを考える。 | ||
授業概要 |
神戸を舞台とした文学作品に触れながら、神戸文化の特徴を学ぶ。観光資源としての価値に注目するため、各自神戸の町に出てレポートし、発表を行う。 | ||
授業時間学習 以外の学習 (準備学習含む) |
予習:授業で取り上げる地域の地理を予習しておくこと。授業後半にある、受講生による発表では、各自パワーポイントを作成してもらう。実際に町に出て行う調査もあるため、早期から準備を進めておくこと。 復習:現在の神戸事情を知るため、新聞の地方紙面を読む習慣を身に着けておく。 |
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評価方法 |
毎回ノートの提出を求める。ノートは、次の週に教員が評価して返却する。出席状況(30%)、ノート評価(30%)、発表(20%)、レポート(20%) | ||
教科書 |
必要に応じて随時紹介し、プリントを配布する。 | ||
参考書 |
必要に応じて随時紹介する。 | ||
特記事項 |
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授業計画 |
第1回:神戸と海の物語 神戸のミステリー作家、陳舜臣の作品を中心に、神戸居留地の歴史を振り返る。 第2回:神戸異人館物語(1) 上田早夕里「トラットリア・ラファーノ」を読み、現在の異人館通りの様相や、神戸のスイーツやパン、洋食文化に触れる。 第3回:神戸異人館物語(2) 宮本輝「花の降る午後」・妹尾河童「少年H」を読み、雑居地に暮らし、戦争を乗り越えた外国人たちの文化を考察する。 第4回:阪神間モダニズム 小川洋子「ミーナの行進」を読み、神戸から影響を受けて発展した、阪神間のモダニズム文化を考察する。 第5回:神戸の発展を支えた女性たち 玉岡かおる「負けんとき ヴォーリズ満喜子の種まく日々」・「お家さん」を読み、神戸の発展を支えた女性の生き方を考察する。 第6回:神戸トアロード物語 稲垣足穂「星を造る人」を読み、トアロード発信の神戸モダニズムについて考察する。また、堀辰雄「旅の絵」を読み、外から見た神戸文化について考察する。 第7回:神戸新開地物語 横溝正史のミステリーを読み、新開地出身のミステリー作家が描く労働者の町神戸の文化発展を考察する。 第8回:川崎造船所と神戸の町 原田マハ「美しき愚かものたちのタブロー」を読み、神戸の経済を支えて来た川崎造船所の神戸経済への影響力を考察する。カワサキワールド・神戸海洋博物館にも触れる。 第9回:1923年関東大震災と神戸 谷崎潤一郎「細雪」、山本周五郎「須磨寺附近」を読み、関東大震災によって神戸にやって来た人々が、どのような文化交流をなしていったかを考察する。 第10回:神戸と坂の物語 神戸には、坂があるからこそ生まれた物語がある村上春樹「ノルウェイの森」・「5月の海岸線」を読み、神戸の海岸線埋め立てによる開発を考察する 第11~13回 プレゼンテーション 神戸文化についての発表 第14回:映画に登場する神戸の風景 有川浩原作の映画「阪急電車」における神戸ロケの意義について考察する。 第15回:神戸灘区青谷周辺の物語 |
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申込方法 |