科目名 (英語表記) |
フードツーリズム論 (Food/Gastoronomy Tourism) |
担当教員 |
宗田 好史 |
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定 員 |
5名程度 | 単位数 |
2 |
大学名 |
関西国際大学 | 連絡先 |
TEL:06-6496-4357 (尼崎キャンパス 教務課) gakuji@kuins.ac.jp |
開講学期 |
秋学期 | 開講期間 |
10月~1月 |
曜日・時限 |
木曜3限(13:15~14:45) | 教 室 |
別途連絡 |
履修条件 |
キャンパス |
神戸山手キャンパス | |
授業形態 |
対面授業 |
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授業方法 |
講義 | ||
学習目標 |
【本科目の学習目標】 日本と世界の「フードビジネス」の全体像を知る。その歴史、関連産業分野への広がりを学び、食品加工業と外食産業を理解する。また、観光との関係で、フードツーリズム、エノガストロノミー、アグリツーリズム、スローフードなどを知る。ディプロマポリシーの「社会的貢献性」「多様性理解」に沿って産業界とその世界的広がりについて充実した内容を学ぶ。これらのキーワードを説明できることが目標です。 |
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授業概要 |
日本の食品製造業は30兆円以上、外食産業は21兆円、自動車産業の15兆円、観光産業11兆円を凌ぐ市場規模に達しています(2018年)。そのビジネス形態は今も多様に変化しています。消費者と直接接するため現代社会の変化を反映し、国民の日々の生活を支えています。そしてフードビジネスは自動車や電子産業同様に世界に進出し、和食の国際化の立役者でもあります。授業では、フードビジネスを経済・経学の観点から概観し、その社会的特徴を理解することで、観光資源としての可能性を探ります。 また、フードビジネス業界で成功を収めた数々の企業を具体的に見ていくことで、今後も発展が期待されるフードビジネスを通じた和食文化の発信を考える手がかりを探ります。日本を訪れるインバウンドにとってのフードツーリズムを知るために日本の食文化とビジネスを学びます。 授業の後半では、イタリアとフランスを取り上げ、世界のフードツーリズムの最先端事例を知ります。その様子と、今日本で導入が進むフードツーリズムを比較しながら、近未来の観光の形を探ります。 |
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授業時間学習 以外の学習 (準備学習含む) |
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評価方法 |
出席点と、授業の際に課すレポート、最終レポートで評価し、期末試験はしない予定です。 | ||
教科書 |
授業中に資料を配布します.参考になる本は、授業の中で紹介します。その一つが、茂木友三郎「キッコーマンのグローバル経営-日本の食文化を世界に-」生産性出版です。この他、宗田の著作をその都度紹介します。 | ||
参考書 |
宗田好史『創造都市のための観光振興 小さなビジネスを育てるまちづくり』学芸出版社 2009 宗田好史『なぜイタリアの村は美しく元気なのか 市民のスロー志向に応えた農村の選択』学芸出版社 2012 宗田好史『インバウンド再生 コロナ後への観光政策をイタリアと京都から考える』学芸出版社2020 |
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特記事項 |
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授業計画 |
【第1回】フードビジネスとは何か ガイダンス 【第2回】食品ビジネスの歴史 【第3回】世界のフードビジネス 【第4回】フードチェーンの展開 【第5回】食生活の変化とフードビジネス 【第6回】ファストフードの発達と世界展開力 【第7回】もう一つ巨大化したファミレス業界 【第8回】飲食業界の全体像を知る 【第9回】世界の食文化と飲食業界 【第10回】イタリアのスローフード 【第11回】イタリアのアグリツーリズムとフードビジネス 【第12回】フランスのガストロノミーと美酒美食観光 【第13回】日本のフードツーリズム 【第14回】フードビジネスの未来、グローバル化する食文化と観光 【第15回】フードビジネスへの就活、何を用意するか |
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申込方法 |