科目名 (英語表記) |
観光施設デザイン論 (Tourism Facility Design) |
担当教員 |
宗田 好史 |
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定 員 |
5名程度 | 単位数 |
2 |
大学名 |
関西国際大学 | 連絡先 |
TEL:06-6496-4357 (尼崎キャンパス 教務課) gakuji@kuins.ac.jp |
開講学期 |
秋学期 | 開講期間 |
10月~1月 |
曜日・時限 |
火曜2限(10:45~12:15) | 教 室 |
別途連絡 |
履修条件 |
キャンパス |
神戸山手キャンパス | |
授業形態 |
対面授業 |
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授業方法 |
講義 | ||
学習目標 |
【本科目の学習目標】 下記を説明できること: ①観光施設の種類と役割 ②観光施設を定めた関連法規の主な内容と施設との関係 ③観光施設の安全のために配慮すべき事項 |
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授業概要 |
観光産業を支える様々な施設には、旅館業法と建築基準法や都市計画法、消防法や食品衛生法など様々な決まりがあります。遊園地には興業場法、空港や港湾、鉄道にも様々な法制度があります。また、長年の間に設計・デザインの工夫もなされ、様々な知見が積み重ねられています。そこでこの授業では、 【目的】観光施設全般の法制度を知り、その運営に関わるために必要な専門知識を身に付ける 【概要】そのため、まず観光施設全般を見通し、その概要を理解するとともに、施設の規模、構造、機能、安全性など基礎的な知識を習得し、法制度上求められる許認可の内容と手続きを学習します。顧客として訪れるだけでは理解できない観光施設の管理、運営の仕組みを知り、将来この分野で働く上で役立つ基礎知識とします。 なお、関西の観光施設には数多くの文化財があり、博物館や美術館があります。そのため文化財保護法と文化遺産の保存管理計画を詳しく学びます。また、その周辺一帯にも保護上、景観計画上の規制があり、建築形態や色彩、広告物などが細かく決められています。あわせてその仕組みも学習します。 |
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授業時間学習 以外の学習 (準備学習含む) |
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評価方法 |
講義の後に簡単な課題のプリントを課すことがあります。その提出が出席の確認にもなります。期末は試験でなく、テーマを決めた最終レポートにする予定です。日程の都合で16回目の授業日(期末試験期間中)に1コマで書けるレポートに代える場合があります。 最終レポート50点と授業中に数回行う小レポートの合計50点、 授業でお話ししたこと、配付したスライドをよく理解していること。 |
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教科書 |
授業中に資料を配布します | ||
参考書 |
宗田好史『にぎわいを呼ぶイタリアのまちづくり 歴史的景観の再生と商業政策』学芸出版社 2000 宗田好史『中心市街地の創造力 暮らしの変化をとらえた再生への道』学芸出版社 2007 宗田好史『町家再生の論理 創造的まちづくりへの方途』学芸出版社 2009 宗田好史『創造都市のための観光振興 小さなビジネスを育てるまちづくり』学芸出版社 2009 宗田好史『なぜイタリアの村は美しく元気なのか 市民のスロー志向に応えた農村の選択』学芸出版社 2012 宗田好史『インバウンド再生 コロナ後への観光政策をイタリアと京都から考える』学芸出版社2020 |
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特記事項 |
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授業計画 |
【第1回】観光施設のデザインを学ぶ 【第2回】観光施設の種類、建築上の問題、特に防災と衛生 【第3回】ホテルと旅館、どんな歴史があるか、またどんな事故が起きたか 【第4回】ホテル火災と食中毒を知る 【第5回】空港の設計、世界の空港を見比べる 【第6回】空港から都市への交通施設 【第7回】鉄道の旅、駅の設計と駅前広場 【第8回】もう一つの軌道、ケーブルカーとロープウェイ、山岳鉄道の旅 【第9回】船の旅、クルーズ船の設計と港湾、ヨットハーバー 【第10回】博物館と美術館、そして博覧会と展示会 【第11回】文化遺産とその周辺の施設デザイン 【第12回】マイカー観光と道の駅、リゾート地の設計 【第13回】テーマパークと遊園地 【第14回】観光公害の克服、施設デザインで解決する観光混雑 【第15回】これからの観光施設のデザイン |
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申込方法 |