科目名 (英語表記) |
国際経済論 (International Economics Theory) |
担当教員 |
竹内 信行 |
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定 員 |
160名程度 | 単位数 |
2 |
大学名 |
流通科学大学 | 連絡先 |
流通科学大学 教務部 |
開講学期 |
後期 | 開講期間 |
9月25日(木)~1月8日(木) |
曜日・時限 |
木曜日 3限 | 教 室 |
6304教室 |
履修条件 |
特になし | キャンパス |
流通科学大学 |
授業形態 |
対面授業 |
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授業方法 |
講義 | ||
学習目標 |
国際経済学の基本的な知識を習得し、以下の諸点ができるようになることを目指します。 ・私たちの経済がどのように国際的な経済活動とつながっているのかを知る ・貿易黒字 / 赤字の意味を正しく理解できるようになる ・比較優位の考え方を自分で説明できるようになる ・貿易政策の効果について説明できるようになる |
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授業概要 |
経済のグローバル化が進展している中、私たちの生活は「国際経済」と切り離して考えることができません。例えば、身の回りの商品の多くが輸入品であったり、急激な円安によって海外ブランド商品が買いづらくなったり、というように私たちの身のまわりには「国際経済」に関する現象が数多く潜んでいます。本講義では、こうした現象を正しく理解するために「なぜ貿易をするのか?」「貿易黒字・赤字の意味とは?」「貿易政策の効果とは?」といった国際経済学の基礎を解説していきます。 取り扱う内容の多くはミクロ経済学やマクロ経済学の知識を基にしており複雑で難解な面もありますが、丁寧な解説を心がけ、楽しく学んでいけることを目標にします。 |
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授業時間学習 以外の学習 (準備学習含む) |
下記を目安に復習を中心にして準備学修に取り組んでください。 ・講義内で使用したハンドアウトを用いて学修内容の復習をする(1.5時間程度) ・毎講義後に課される確認問題に取り組む(1時間程度) ・講義で学んだこと、質問事項などをまとめる(0.5時間程度) ・確認問題の解答等を用いて復習を行う(1時間程度) |
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評価方法 |
・定期試験:60% ・平常点 :40%(毎回の課題の提出状況や、その取り組み具合などで評価) |
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教科書 |
ハンドアウトを配布するため、教科書は必要ありません。しかしハンドアウトだけでは不安に感じる方は、下記の参考書の中から自分にあったものを参照してください。 | ||
参考書 |
・石川城太,椋寛,菊地徹 『国際経済学をつかむ 第2版』 有斐閣,2013年 (9784641177192) ・浦田秀次郎,小川英治,澤田康幸 『はじめて学ぶ国際経済〔新版〕』 有斐閣,2022年 (9784641222038) ・伊藤元重 『ゼミナール国際経済入門 改訂3版』 日本経済新聞社,2005年 (9784532132880) |
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特記事項 |
・「パッと聞いて分かる」というよりは「じっくり考えてから分かる」ことが多い学問です。そのため、講義内容の理解には「根気」と「努力」が必要になります ・受講にあたり「経済学入門」もしくは「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」を既習していると、より理解が深まります。しかし、関連する事項は適宜、解説をしますので、これらの科目が既習であることは本講義受講の必須条件ではありません ・講義の内容上、数式や図表を用いることがあります。それにともなって必要となる数学については適宜、説明を行います |
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授業計画 |
第 1 回 国際経済と日本 ―イントロダクション― 第 2 回 マクロ経済学入門(1) 経済循環図とマクロ経済 第 3 回 マクロ経済学入門(2) 三面等価の原則と IS バランス 第 4 回 貿易黒字/赤字のさまざまな見方 第 5 回 貿易収支と為替レート・物価・交易条件 第 6 回 国際貿易論入門(1) 何を輸出して、何を輸入するのか? ―絶対優位説と比較優位説― 第 7 回 国際貿易論入門(2) 比較優位説(続き) 第 8 回 国際貿易論入門(3) 比較優位説の応用 第 9 回 貿易政策入門(1) さまざまな貿易政策 第10回 貿易政策入門(2) 分析のための準備(需要曲線と消費者余剰) 第11回 貿易政策入門(3) 分析のための準備(供給曲線と生産者余剰) 第12回 貿易政策入門(4) 関税と輸入割当の効果 第13回 貿易政策入門(5) 生産補助金の効果 第14回 自由貿易と保護貿易 第15回 貿易と経済発展 ※ 講義予定の消化より受講生の理解の方を優先するため、授業計画どおりに進まない場合もありえますが、あらかじめご了承ください |
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申込方法 |